【2022年最強のコスパEV爆誕】53万円で買える中国製超格安小型EVが爆売れ確定の件

Chery QQ Ice Cream

中国市場において、テスラを大きく超える販売台数を記録している、

あのHong Guang Mini EVと全く同等のスペックを兼ね備えた、超格安小型電気自動車が新たに登場しました。

中国EV市場で起こったゲームチェンジとは

まず、今回の中国国内における電気自動車マーケットに関してですが、

特に現地中国メーカー勢、もちろん電気自動車専門のスタートアップも含めて、一気に電気自動車を展開し、

しかもテスラやフォルクスワーゲングループといった、

海外メーカー勢も電気自動車を一気に展開してきていることによって、

元々の世界の電気自動車マーケットの中心であったヨーロッパ市場をすでに抜いて、

世界最大の電気自動車マーケットにまで急拡大していることから、

電気自動車という観点で先進国である中国で、いったいどのような車種が売れているのか、

また、どのような充電インフラ設置戦略を採用しているのかなど、

我々電気自動車発展途上国家である日本は、そのEV先進国中国から学ばなければならないことがたくさんある、

だからこそ本メディアにおいては、その中国市場の最新動向を一貫してウォッチし続けてきている、ということなのです。

そして、その中国の電気自動車マーケットにおいて、ちょうどCovid-19によるパンデミックがひと段落した、

2020年6月から納車をスタートしたHong Guang Mini EVという、小型電気自動車の存在によって、

その中国の電気自動車マーケットに、ゲームチェンジが起こったということであり、

特に通勤や買い物という利用用途を中心として、自宅の半径数十キロしか移動することのないユーザーが、

今までの内燃機関車と同等、むしろそれよりも安い値段設定で電気自動車を購入することができてしまう、

しかも、自宅に設置している充電器にプラグインすれば、毎朝満充電状態で再出発することができ、

しかも電気自動車における大きなメリットでもある、維持管理費というランニングコストを格安で抑えることができるため、

まさに、都心部に居住していないが、日常使いの足として、

中国で一般的に普及している電動バイクではなく、車が欲しいという一般大衆に、

ドンピシャで刺さった、ということなのです。

実際問題として、この超格安小型電気自動車であるHong Guang Mini EV発売がスタートした2020年6月以降、

並み居る強豪の電気自動車をなぎ倒して、

発売がスタートしてから1年半が経過しようとしている中においても、

いまだに販売台数という観点で独走状態を続けているわけですから、

この人民の足というブルーオーシャンを開拓したという意味において、

この超格安小型電気自動車というセグメントは、今後競争が激化していくものと推測できるのです。

Hong Guang Mini EVのコピー?

そして、そのような背景において今回新たに明らかになってきたことというのが、

超格安小型電気自動車セグメントに、新たに極めて競争力の高い新型車が投入され始めた、ということで、

それが、Cheryという中国の自動車メーカーが発売する、QQ ice creamという電気自動車であり、

こちらは3ドアタイプの、日本市場でいうところの軽自動車よりもやや小型サイズ級の車両サイズである一方で、

それ以外はほとんど日本の軽自動車と同じようなルックスとなっています。

そして、このQQ ice creamに関しては、先ほどから取り上げている、

超格安小型電気自動車であるHong Guang Mini EVと、極めて似通ったスペックを達成、

というよりも、Hong Guang Mini EVの性能をほぼ完全にコピーしてきているわけですので、

まずは、この新型超格安小型電気自動車のスペックについてを、一挙に紹介していきたいと思います。

まずはじめに、車両サイズについてですが、

全長2980ミリ、全幅1496ミリ、全高1637ミリ、そしてホイールベースが1960ミリと、

やはり軽自動車よりもやや小柄なサイズ感であるものの、車内は4人乗りでありますので、

軽自動車と同様の使い勝手を期待することができます。

長距離には全く不適格だが、、

そして、搭載バッテリー容量についてですが、

9.6kWhというごくわずかな容量と、

13.9kWhと、少し容量を増量した、合計で2つのグレードが存在し、

その搭載バッテリー容量に依存する、満充電あたりの航続距離に関してですが、

中国市場で一般的に採用されているNEDCサイクルにおいて、

それぞれ120km、170kmという航続距離を確保していますが、

こちらを高速道路を時速100kmでクーラーをつけても達成可能であるというような、実用使いにおいて最も信用に値するEPAサイクルに変換してみると、

概算値とはなりますが、それぞれ70km程度、そして90km程度となります。

さらに、充電性能に関しても、

いわゆる出先の経路充電となる急速充電には対応せずに、自宅などの普通充電しか対応していませんので、

例えば、1日で100km以上という、

EPA航続距離を超えるような長距離を運用することは現実的でなくなってしまうのですが、

今回のChery QQ ice creamの最大の強みというのは、その圧倒的な値段設定であり、

エントリーグレードの値段設定が29900元

日本円に換算して、衝撃の53万円程度から購入することができてしまう、

つまり、冒頭比較対象として取り上げていたHong Guang Mini EVと、

ほとんど同じような値段設定を実現してきているわけで、

しかもその上、このエントリーグレードにはエアバッグ、

およびタイヤの空気圧監視センサーなどの、必須の機能が標準で搭載されながら、

その搭載モーターの出力に関しても、Hong Guang Mini EVが13kWであるのに対して、

今回のChery QQ ice creamは20kWと、より高出力でもありますので、

そのように比較検討してみると、コストパフォーマンスという観点では、

むしろChery QQ ice creamの方が高い可能性すらあるのです。

すでに10万台規模の予約台数を獲得か

ちなみにですが、

その搭載バッテリーの保証期間については、8年12万kmが保証されていたり、

さらに、車両保証についても、3年10万kmが保証されてもいるわけですから、

特にこのような超格安電気自動車の運用方法である、日常使いの足として、

ランニングコストを心配することなく、運用することができてしまうという意味で、

やはり今回の超格安小型電気自動車Chery QQ ice creamは、

極めて競争力のある車両に仕上がっていると思いますし、

実際に、予約注文を受け付けてから立ったの24時間の間に、15624台もの注文が入り、

そして、その後4日間のうちに、63000台オーバーという相当な注文数からも、

その反響の大きさが伺えるのではないでしょうか?

何れにしても、今回のChery QQ ice creamに関しては、

ちょうど先月である11月中から正式に発売をスタートしていますので、

今月である12月度、および、来年である2022年の前半にかけて一気に販売台数を伸ばし、

果たして中国電気自動車業界の王者であるHong Guang Mini EVに、

どこまで迫ることができるのかに注目していきたいですし、

それと同時に、いよいよ中国勢に関しては、

我々日本メーカー勢の自動車をコピーするという流れから、

自身の中国国内の競合の自動車メーカーをコピーするようになった

つまりそれだけ、中国国内の自動車メーカーの、クルマを作り、市場を開拓する力がついてきていることの証明にもなるわけですから、

さらに加速度的に広がっていく中国国内の電気自動車市場の最前線についてを、

今後もアップデートしていきたいと思います。

From: Car News ChinaChina Car News

Author: EVネイティブ

コメント

  1. 香田 より:

    いつもYouTube観ています
    ”全長2980ミリ,全幅1496ミリ,全高1637ミリ,ホイールベースが1960ミリと,やはり軽自動車よりもやや小柄なサイズ感”と紹介されていますが,日本の軽自動車規格では,車幅1480以下となっていますので,正確には”車幅を除き”となりますね
    あと16ミリ短ければ,軽自動車として初の並行輸入車となるのですが

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