【中国勢で最も期待大!】Xpengの8月度の販売台数が大幅アップで競合を突き放す

EV販売台数

中国の電気自動車スタートアップであるXpengの最直近である8月度の販売台数が速報され、

販売台数が大幅アップするとともに、今後の期待できるニュース、特にノルウェー市場への進出についても大きく期待されています。

Xpengの快進撃は止まらない

まずはじめにXoengについてですが、

2014年に設立してからたったの4年後である2018年には、初の量産車であり、大衆車価格帯のクロスオーバーEVであるG3の発売をスタートさせながら、

ようやく新型コロナウイルスの影響による行動制限が解消し始めた、昨年である2020年の5月から、

フラグシップスポーツセダンであるP7の発売もスタートさせ、

さらに今年である2021年の4月中には、Xpeng第三の新型車として、ミッドサイズセダンのP5のワールドプレミアを開催し、その発売を控えるなど、

何れにしても、順調な販売戦略を伺うことができます。

そして、その直近の8月度の販売台数に関してですが、合計して7214台と、

前年同月と比較しても、なんと3倍近い販売台数を達成していて、

さらに販売車種の内訳も見ていきたいと思いますが、

まずは、クロスオーバーEVであるG3に関しては1049台と、確かに前年同月と比較すると、かなりの販売台数の増加を達成しながらも、

特に前月である7月度と比較してしまうと、その販売台数が急落してしまっているのですが、

こちらの販売台数の落ち込みに関しては、現在G3のモデルチェンジによって、8月中に生産ラインの改修が行われ、

したがって、その分生産台数が減少したこと、

もちろんモデルチェンジ後であるG3iを購入したいユーザーによる買い控えなども起こってしまったことなどが主な要因でありますので、

何れにしても、特に今月である9月中から実際の納車がスタートするモデルチェンジ後のG3の販売台数は、

年末にかけて一気に伸びていくことを期待できそうです。

モデルチェンジを果たした「G3i」

P7の実力がいよいよ認められ始めました

そして、スポーツセダンであるP7の販売台数については、6165台と、なんと4ヶ月連続で最高の販売台数の記録を更新し続けているということで、

本メディアにおいては以前から一貫して解説している、その極めて質の高い電気自動車としての質、

および、競合車種であるテスラモデル3に全く引けを取らない先進性も合わさって、明らかにその販売台数が上昇してきている、

つまり、着実にXpengの持つブランド価値が、より定着してきているということが見て取れるのではないでしょうか?

また、こちらのP7に関しては、その前の7月度においては、すでにガチンコのライバルであるモデル3に肉薄する販売台数を達成しながら、

並み居る強豪の中でも、すでに人気車種ランキングで第7位にランクインしているほどでもありますので、

やはりこのランキングを見ても、Xpeng、特にP7に関しては極めて質が高いことによって、

中国でもしっかりと認知度が高まっていることが、示されていると感じます。

From: Clean Technica

ノルウェー市場でも納車秒読み段階

そして、このP7に関しては、

8月中にも、電気自動車最先進国であり、すでに昨年末にG3の輸出を行なっていたノルウェー市場に対してその輸出を行い、

おそらく今月である9月中にも、実際の納車がスタートする見込みでもありますので、

G3に引き続いてP7に関しても、いよいよノルウェー市場、

さらに今後は、ドイツ市場をはじめとするヨーロッパ市場にも、そのマーケットを広げていく考えも表明していますので、

このXpengの販売台数は、国内外に限らず、今後もさらに加速度をつけて成長していくと確信することができそうです。

ちなみに、今回のXpengに関しては、その国内外で急増する需要に対応するために、

現在Xpengが所有する唯一の車両生産工場である、Zhaoqingの工場の生産キャパシティを、

現状の年産10万台というキャパシティから、年産20万台へと倍増するために、その生産と同時並行で拡張を行なっているということで、

すでにXpeng側については、第四四半期中、つまり10月以降からは、

月間の生産台数が1万台を大きく超えてくるキャパシティを達成するともアナウンスしてきましたので、

現状の月間販売台数である7、8000台という数値が、年末にかけて1万台を達成することは、ほぼ間違い無いでしょう。

P5の発売開始で、Xpengは新たなフェーズへ

そして、その販売台数をさらに押し上げる要因であると考えられるのが、

この9月中にも実際の正式な発売がスタートし、実際の納車も10月中にスタートする、ミッドサイズセダンのP5であり、

もちろんその電気自動車としての質はさることながら、

やはり何と言っても、その極めて競争力のある値段設定を実現することができているという点が非常に重要であり、

日本円に換算して272万円から購入することができながら、

特に注目なのが、大衆電気自動車としては初めてLiDARを搭載してきたということで、

現状高速道路上だけであった自動運転支援機能を、いよいよ市街地走行にも拡大適用させることが可能となり、

特にこのP5の先行予約台数が、予約開始53時間ですでに1万台を突破したという圧倒的な数値からも、

とにかく今年の年末にかけて、Xpengの販売台数が、今までに無い伸びを見せることはまず間違いない、ということですね。

さらにXpengに関しては、先ほどのZhaoqingの車両生産工場に加えて、現在Guangzhouにも新たな車両生産工場を目下建設中であり、

現状一年後である2022年末までの稼働スタートを見込んでいるほか、

さらには、ちょうど直近でWuhanにも、Xpeng第三の車両生産工場の建設をスタートし、2023年中の創業スタートを見込むなど、

何れにしても、今回のXpengというのは、今後もその販売台数が大きく伸びていくことは間違いない上に、

その需要を裁くための生産キャパシティの増強にも、しっかりと計画的にコミットしているということがお分かりいただけるとも思いますので、

私自身最も期待している、中国の電気自動車スタートアップとして、

特にこの年末までの販売台数の推移に注目していくべきである、ということですね。

From: Xpeng

Author: EVネイティブ