【テスラ製270万EVが来るぞ!】テスラの格安黒船EVにはハンドルが付かない可能性

テスラ

現在テスラの新型車として最も注目されているであろう、270万円程度で購入することのできるコンパクトカーサイズの電気自動車について、イーロンマスクが2023年中の発売を目指すと発言したことがリークし、

さらに、完全自動運転時代を見据えて、ハンドルとアクセルペダルを撤廃するという爆弾発言も飛び出しました。

テスラ製コンパクトカーはすでに発表済み

まず今回のテスラ製コンパクトカーに関してですが、こちらはちょうど一年前である2020年の9月中に開催された、

テスラのバッテリー技術に関する技術発表会である、バッテリーデイにおいて明らかにされたプロジェクトとなっていて、

数年後まで、おそらく2023年ごろまでに、現在テスラがラインナップしている車種の中で、

最も小型なミッドサイズセダンであるモデル3よりも、ひとまわり小さいサイズ感のコンパクトカーを発売するというプロジェクトであり、

したがって、そのサイズ感だけを取ってみても、今までモデル3でさえ大きいと感じていた層にとってみれば、

よりテスラ車の購入を検討することができるのです。

しかしながら、今回のテスラ製コンパクトカーにおいて最も特筆すべきポイントというのは、その値段設定であり、

やはりいくらサイズ感が小さくなったとはいえ、その価格がモデル3と大して変わらなければ、

やはり大衆車として、より多くの層に訴求することができず、

よって、持続可能な社会の実現を加速させるというテスラのミッションを達成するために、

より一般ユーザーに対して電気自動車を所有してもらう必要があるわけですが、

そのコンパクトカーの値段設定が、アメリカ本国において25000ドル、日本円に換算して概ね274万円程度から購入することができるともアナウンスし、

ただ単にサイズ感が手頃なだけでなく、

その値段設定に関しても、いよいよ真の意味での大衆車の値段設定を実現することになりますので、

何れにしても、このテスラ製大衆コンパクトカーに、現在世界中が注目している状況となっているわけで、

本メディアにおいても、その動向についてはかなりの頻度で情報発信をしてきました。

待望のコンパクトEVの2023年発売を改めて強調

そして、そのような背景において、今回新たに明らかになってきたことというのが、

そのテスラ製コンパクトカーに関して、ついにイーロンマスク本人から最新情報が飛び出してきたということで、

それが、この直近で開催された、テスラの幹部が一堂に集まって開催されたミーティング上において、

そのコンパクトカーの発売時期を、2023年中にスタートするという意向を改めて表明してきたということで、

こちらに関しては確かにバッテリーデイの際に示されたタイムラインと全く同じであるものの、

その一年前と唯一異なるシチュエーションであるのが、

現在自動車業界に限らず業種横断的に襲っている、世界的な半導体の供給不足の影響を受けているかどうかであり、

つまり、その真っ只中である状況においても、その発売開始時期に変更がなかったということは、

やはり今回のテスラ製大衆コンパクトカーの発売があと2年以内にはスタートするのではないか、ということなのです。

ちなみに、その発売時期に関しては、いわゆるイーロンタイムであるので信用ならないという主張なのですが、

確かにその点は100%同意することができますし、

実際問題として、現状モデルYに続く新型車である大型配送トレーラーであるSemiについては、2022年に後回し、

フルサイズピックアップトラックのサイバートラックについても、当初の2021年中の納車スタートというタイムラインから、

2022年の後半と、なんと1年も延期してしまっていますし、

さらに、世界最高のパフォーマンス性能を発揮するであろう、新型ロードスターについても、2023年以降の発売スタートと、当初の2020年というタイムラインから大幅プッシュされてしまってもいますので、

そもそも2023年の発売スタートというタイムラインすらも、信用するに値しない可能性はあります。

Roadster 2.0

270万円コンパクトEVは予定通り発売可能?

ただし、今回の大衆コンパクトカーについては、今列挙した車種とは異なるバッテリーセルの種類を搭載する見込みであり、

Semiやサイバートラック、そして新型ロードスターについては4680セルという、現在テスラが目下開発中である最新型のバッテリーセルを採用する予定であり、

したがって、その4680セルの量産時期が遅延していることによって、

それにつられて、それらの車種の量産スタートも遅延してしまっているのですが、

大衆コンパクトカーについては、現在すでに中国上海で生産されているモデル3とモデルYのエントリーグレードに搭載されている、

LFPという種類のバッテリーセル、および角形のバッテリーセルの形状を採用する予定となっていますので、

つまり、そのバッテリーの量産体制が整っていないことによる、車両生産の遅延という懸念はほぼ考慮しなくても良い、

したがって、今回の25000ドル程度で買える大衆コンパクトカーの発売スタートのタイムラインである2023年というのは、

一定程度信用に値するのではないか、ということですね。

4680 cell

そして、イーロンマスクが追加で明らかにした考えというのが、

その大衆コンパクトカーについては、今後の完全自動運転時代に対応するために、

ステアリングとアクセルやブレーキペダルを撤廃することを検討しているという、ある種爆弾発言をかましてきたということで、

つまり、2023年に発売されるテスラ製大衆コンパクトカーというのは、基本的にはドライバーの意思で運転することはできない、

よって、いわゆるロボタクシーを購入するということになってしまうのですが、

こちらに関しては、さすがに周りの幹部が止めに入る案件であるということで、

そもそも論として、発売価格が25000ドルということですが、

現状テスラが提供している完全自動運転対応機能のオプションを追加すると、追加で1万ドル

したがって、そのスタート価格は35000ドルからと、モデル3とほぼ同じスタート価格となってしまいます。

しかもその上、ハンドルやペダルが撤廃されてしまえば、

それこそ、その車両は自動運転レベル5に達成していなければ公道を走行することができませんので、

そもそも論として、テスラがあと2年間でレベル5自動運転技術を達成することは不可能ですし、

ましてや、その自動運転技術を関係当局から許可を受けるなど絶対にありえませんので、

そんな実用的でない車両を、少なくとも一般オーナーが購入するはずもなく、

何れにしても、さすがにこのアイデアはあまりにも現実離れしている、イーロンワールドでしか通用しない概念であるとは思います。

テスラ製コンパクトカーは2種類開発中!?

ただし、今回のイーロンマスクの発言から、より確信することができた非常に重要なポイントがあるということで、

それが、テスラに関しては、その25000ドル程度の新型車を、2種類同時並行で開発しているのではないかという、

私自身以前から、その可能性をわずかばかり信じていた開発状況が、現実味を帯び始めているということで、

つまりどういうことなのかというと、

テスラが現在アメリカ市場において、ハンドルを撤廃するのかは別としても、

完全自動運転時代を見据えた大衆コンパクトカーを開発中であるのと同時に、

以前からそのリーク情報を定期的に発信していた、

中国市場で開発が進められている、同じく25000ドル級のコンパクトカーの存在は、全く別物であるということで、

したがって、アメリカ市場で開発中の大衆コンパクトカーについては、2年後である2023年中の発売を計画しているものの、

中国市場で開発中である、

モデル3のシャシーを流用し、LFPを搭載、もちろんステアリングやアクセルペダルを搭載した、同じく大衆コンパクトカーについては、

一部のリーク情報から、やはりその開発は最終フェーズを迎えながら、

来年である2022年中にも実際に発売されてしまうのではないか、ということなのです。

何れにしても、現在世界中で注目を集め、特に国土の狭く、国民全体が貧乏になっている我々日本市場に関しては特に、

そのテスラが目下開発中である、モデル3よりもひとまわり小さく、しかもその値段設定もより安い、

おそらく日本市場においても300万円ジャストあたり

補助金を適用することができれば、実質200万円台前半あたりから購入することができてしまうという、

このテスラ製大衆コンパクトカーに関する、さらなる最新情報、

特に、中国市場で開発が進められている方については、すぐに最新情報をアップデートしていきたいとは思います。

From: InsideEVs, via Sawyer Merritt

Author: EVネイティブ

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