【テスラのテクノロシーは世界最高水準】EV満足度調査でテスラはトップ!でも信頼性は最低ランクな件

テスラ

テスラが中国市場において、その先進技術に関する満足度調査のランキングで堂々の2位にランクインしてきました。

テスラはテクノロジー部門で堂々の第2位

まず今回の調査結果に関してですが、JDパワーと呼ばれる、消費者の信頼性などの調査を行う調査会社となっていて、

グローバルにおいて様々な信頼性の調査を行なってきているのですが、

今回新たに明らかになってきたことというのが、

中国国内において、2020年6月から2021年3月までの間に、3976人の電気自動車を購入したユーザーに対して、

特に、車内のインフォテインメントシステムなどをはじめとして、その先進技術に対する満足度調査が行われたということで、

まず結論から申し上げて、電気自動車としての質だけではなく、

例えば自動運転支援技術であったり、ソフトウェアの無線アップデートによる、その先進性などのテクノロジーに対する満足度調査の結果において、

その大衆車セグメントにおいて、堂々の第2位にランクインしてきたということで、

やはりテスラの先進性が、競合メーカーの中においても洗練されているということが見て取れますが、

あのテスラを超えて、一位に君臨してきたのが、

中国の電気自動車スタートアップであるXpengとなっているのです。

実際問題として、Xpengの電気自動車については、テスラと全く同様にソフトウェアの無線アップデートに対応しながら、

こちらもテスラと全く同様に、その車両性能に関わるファームウェアの無線アップデートにも対応し、

特に、高速道路上における車線変更までを含めた自動運転支援技術についてまでも、そのアップデートの対象としていますし、

しかもその上、このXpengに関しては、特に中国国内のユーザーに向けて、そのソフトウェアを最適化するようにコミットし、

特にその音声認識システムなどの制度が極めて高いことは、すでに中国在住のテスラオーナーによるインプレッション動画などでも広く知れ渡っていますので、

何れにしても、この満足度調査結果からも、テスラとともにXpengなどの中国勢の電気自動車スタートアップの、電気自動車としての質だけではなく、

そのソフトウェアの作り込みをはじめとする、テクノロジーの高さをうかがい知ることができるのではないでしょうか?

アメリカのEVの中で最も所有満足度が高いテスラ車

ちなみに、そのテスラに関しては、アメリカ本国においても様々な満足度調査が行われており、

こちらは特に電気自動車オーナーに対して、その満足度調査を行なってきていて、

特に航続距離や充電インフラ、さらにはその品質、そしてそれによる所有コストなどを含めた調査結果ですが、

まず結論から申し上げて、アメリカ国内におけるプレミアムセグメントにおいて、

トップがフラグシップセダンであるモデルS、次にミッドサイズセダンのモデル3にランクインしていて、

この2車種のみが、プレミアムセグメントにおける平均満足度を超えていますので、

何れにしても、このテスラの満足度、特にセダンタイプのモデルSとモデル3が、アメリカ市場で最も満足度が高いプレミアム電気自動車であるのです。

ちなみに、プレミアムセグメントだけではなく、大衆車セグメントにおける満足度に関してですが、

トップが、韓国の自動車メーカーであるキアのNiroというクロスオーバーEVであり、

こちらの満足度が782ポイントという、テスラのミッドサイズSUVであるモデルYよりも高いという、

何れにしても、実はこのアメリカ市場だけでなくヨーロッパ市場において、いまだに一定の販売台数を達成していることからも、

このNiro EVの信頼性の高さを暗に示していると考えられます。

Kia Niro EV

信頼性については屈辱の最下位層

ただしそのテスラに関しては、2021年度における車両の信頼性に対する調査においては、

なんと33メーカー中30位と、最下位層に低迷しており、

そのテスラの下には、ジャガー、アルファロメオ、そしてランドローバーと、

その品質の低さで有名なメーカーしか存在していないという状況ではあります。

したがって裏を返せば、このような車両に対する信頼性が低いのにも関わらず、

電気自動車として総合的な所有満足度調査においては、テスラはトップ集団にランクインしているということを考えてみると、

やはりテスラの電気自動車としての総合的な質の高さを、人は評価しているということが明らかになると思いますし、

逆に、現在はテスラ の後塵を拝してしまっている自動車メーカーについても、

この品質などをはじめとする信頼性にフォーカスした電気自動車を投入することができれば、

現状のテスラでは届かない層へ、電気自動車マーケットを広げることができるとともに、

しかしながら、この現状信頼性が低いテスラが、今後部品点数を大幅に減らすことができる、

ギガプレスなどを用いた一体成型などの、最新のテクノロジーを駆使することによって、この品質を上げてきた場合、

いよいよ既存の自動車メーカーでは太刀打ちできないほどの、圧倒的な電気自動車メーカーに昇華する可能性を秘めている、ということですね。

Giga Press, Giga Factory 5, Texas

何れにしてもテスラに関しては、電気自動車としての総合的な満足度だけでなく、

それに付随する先進性についても、業界トップの満足度を獲得していることが、第三者機関の調査結果によって明らかとなってきましたので、

現状唯一と言っていいほどの低評価となってしまっている、その品質の低さをテクノロジーによって解決してきた場合、

気が付いた時には、時すでに遅し、テスラが世界の電気自動車戦争で勝利し、

その電気自動車戦争に参戦せずに不戦敗を迎えるという、日本メーカーの悲劇的な結末を想像してしまうのは私だけでしょうか?

From: JD POWER(China Tech)JD POWER(EV Ownership Experience)JD POWER(Dependability)

Author: EVネイティブ