日本市場におけるモデル3が再度値上げされ、すでに最大で20万円もの値上げが行われていることになり、
そして、この値上げの理由が判明したことによって、今後も断続的に値上げが行われる可能性がより濃厚になってしまいました。
テスラは値下げも値上げも行います
まず、今回のモデル3に関してですが、我々日本市場においては2019年の9月から納車がスタートし、着実にその販売台数を伸ばしていたのですが、
今年である2021年の2月中に、そのモデル3が大幅に値下げされ、
特に中間グレードであるロングレンジグレードに関しては、150万円以上もの値下げが行われてもいて、
よって、以前の値段設定では購入を検討することができなかったユーザーを始め、その注文が急増し、一時期は最大で納車半年待ちの可能性すらあったという、
少なくとも明らかに、そのモデル3の人気が高まっているということが見て取れるのですが、
その2月に敢行された大幅な値下げに反して、4月中に、なんと最大で10万円もの値上げも行われてしまっていたということで、
特にその当時は、その値上げに対して多くの疑問が呈されていて、
よくテスラに関しては、待てば待つだけよりその車両価格が安くなっていくはずであるという考えが言われているのですが、
個人的にはその考え方には懐疑的であり、
テスラの値段設定というのは、その原材料のコストであったり様々な外的要因によって、既存メーカーよりも値下げもするが、それと同時に適宜値上げもしていくというものであり、
したがって、待っていれば確実に安くなっていくという考え方は「浅い」、ということなのです。
アメリカ市場では数ヶ月間ですでに33万円もの値上げ
実際問題として、この直近でアメリカ本国のモデル3に関しては度重なる値上げが行われており、
今年の2月下旬には、エントリーグレードであるスタンダードレンジグレードが36990ドルで発売されていたのに対し、
現在の最新(2021年6月8日現在)の販売価格は、39990ドルと、なんと3000ドル、日本円に換算しておよそ33万円という大規模な値上げが、たったの数ヶ月間の間に起こってしまってもいますし、
さらに、現在中国上海に位置するギガファクトリー3で製造され、輸出されている、その中国市場におけるモデル3に関しても、同様に値上げが行われてもいました。
モデル3をいつ買うの?今でしょ!
したがって、私は本チャンネルにおいて、その値上げが行われるたびに、
この短中期的なタイムラインにおいて、さらに今回のモデル3が値下げされることはなく、むしろ段階的に値上げされる可能性が極めて高く、
現在モデル3の購入を真剣に検討している方に対しては、1日でも早く注文を完了させるべきであるという主張を繰り返し行ってきましたが、
大変残念なことに、その私の努力もむなしく、またツイッター上などにおいて、そのモデル3が値上げされてしまったことを嘆いている方が散見されているのです。
以前の動画でも叱責させていただきましたが、その現在後悔されている方は、なぜ私の話を話半分で受け流し、その注文をチキってしまっているのかということで、
現在のグローバルの値段設定の変更の流れを見れば、我々日本市場における段階的な値上げはほぼ確実であり、
今だにこの格安な値段設定からさらに値下げされるだろうという考えは、あまりにも根拠を欠いた楽観的な見通しでありますので、
繰り返しとはなりますが、現在モデル3の購入を真剣に検討している方に関しては、
特に現在(2021年6月8日現在)であれば、まだ9月中に納車を完了させることができるというタイムラインとなりますので、
早くポチってしまうことを、強くお勧めしたいと思います。
値上げの原因は世界的な原材料コストの高騰
そして、このグローバルにおける一連の値上げの動きについて、ついにイーロンマスクがその理由を初めて説明したということで、
結論から申し上げて、様々なサプライヤーが軒並み値上げの動きを示しているということ、
特に、原材料のコストが上昇してしまっていることによる、吸収分の値上げであるということが理由となり、
こちらに関しては以前の動画でも取り上げていましたが、すでにテスラの中国法人の副社長による以前のインタビューにおいて、
中国市場における調達コストの上昇によって、今後モデルYやモデル3が値上げする可能性が十分あると言及されていましたので、
やはり原材料高騰の波を受け、順次車両価格も高騰しているということになっているわけなのです。
今後も日本市場のモデル3の値段は上がる可能性
そして、この値上げの理由の解明によって、我々日本市場を含むグローバルにおいて、今後もテスラの車両は値上げされる公算が高まったということで、
特にイーロンマスクが指摘している原材料の高騰というのは、指摘通り非常に顕著となっていて、
例えばその原材料の1つである銅に関しては、
特にこの新型コロナウイルスのパンデミックを境に、なんと倍近くにも達しているという高騰っぷりでもあり、
このようなその世界的な原材料高騰の流れというのは、今後も当面は続くと予測されている、
つまり、その調達コストを吸収するために、今後も断続的に車両価格の値上げを行う可能性が極めて高いと推測することが可能なのではないでしょうか?
何れにしても、特に我々日本市場においてモデル3をはじめとするテスラ車の購入を検討している方に関しては、
この短中期的なタイムラインにおいて、さらなる値下げが行われる可能性は低く、逆に段階的に値上げされる可能性の方が極めて高いですので、
すぐにでもポチってしまうことを、改めて推奨したいと思います。
Author: EVネイティブ
コメント