【ド・ドドンパに匹敵する加速力】テスラ新型ロードスターはロケットスラスター搭載で時速100kmまで1.3秒

テスラ

テスラのスポーツカーである新型ロードスターの展示が開催され、

その記載されてあるスペックが地球上ぶっちぎりで最速のタイムが表示され、世界中の度肝を抜いています。

テスラ初の車両であった初代ロードスター

まず、今回のロードスターに関してですが、テスラが2008年から発売を開始している初の市販車ということで、

こちらはイギリスのロータス・エリーゼというスポーツカーに、電気自動車における大容量バッテリーやモーターなどを移植した、いわばコンバージョンモデルのようなもので、

値段設定に関しても、当時のアメリカドル換算で1000万円程度、

さらに、その2年後である2010年には我々日本市場でも正式に発売され、その値段設定は1800万円程度と、超高級スポーツカーであったのですが、

それでも例えば、環境意識が非常に高く、それまではトヨタのプリウスを乗り続けていたレオナルド・ディカプリオを始め、

様々な著名人が、この完全電気自動車であるロードスターを購入したことによって、一定の販売台数を達成することができ、

その後、2012年から発売を開始した、フラグシップセダンであるモデルSの開発にこぎつけることができたのです。

満を持して発表されたロードスター2.0

しかしながら、現在ではこのロードスターに関しては生産を終了していますので、テスラ製スポーツカーを購入することはできないという状況なのですが、

2017年に、テスラの大型トラックであるセミのワールドプレミアを開催した際に、そのセミのトレーラーの中から新たなロードスターも同時に出てきて、そのロードスターのワールドプレミアも同時開催されたのですが、

それが、第二世代の新型ロードスターとなっていて、

こちらは初代ロードスターとは異なり、テスラが一から独自に設計開発を手がけ、しかもそのスポーツカーとしてのパフォーマンス性能が驚異的であり、

時速100kmまで加速するのにかかる時間が、2.1秒という、

こちらはその当時においてでも、地球上で生産されている全ての市販車の中で最速の加速タイムを叩き出す公算で、

しかも、満充電あたりの航続距離がハイウェイ上を走行し続けても達成可能な数値において、620マイル、つまり998kmも走行し続けることができるとも説明し、

さらに、最高速度が402km/h以上、4分の1マイル加速するまでにかかる時間、いわゆるゼロヨンタイムも、8.8秒と、

こちらはもはや既存の内燃機関車ではどうあがいても対抗することのできない、究極のパフォーマンス性能を叩き出す予定となっているのです。

このスペックを超えるハイパフォーマンスグレードも存在

しかしながら、我々をさらに驚愕させたのは、そのワールドプレミアの際にイーロンマスクが、このスペックというのは、ベースグレードでのスペックであり、

さらにパフォーマンス性能を高めたハイパフォーマンスグレードもラインナップする予定であると説明し、

それが、Space X PAckageと呼ばれるオプションとなっていて、

こちらは、車両の周りに10個程度の小さなスラスターを搭載し、そのスラスターから高圧ガスを噴射することによって、

加減速を始め、コーナリング性能などを、通常のタイヤの限界性能からさらに飛躍的に高めることができる、と説明されています。

From: PCWELT

そして、その当時のSpace X Packageによって、達成することのできる加速性能というのは、時速60マイル、時速96.5kmまで加速するのにかかる時間で、1.56秒という、

ベースグレードから、さらにそのタイムを短縮することに成功していたのですが、

今回新たに明らかになってきたことというのが、そのタイムをテスラ側がさらに短縮してきたということで、

実は現在、ロサンゼルスの自動車の展示を開催しているミュージアム内にて、期間限定で、その第二世代のロードスターの展示が行われているのですが、

その展示されている新型ロードスターの説明欄をよく見てみると、

そのベーススレードの加速性能は、2017年にアナウンスされていた1.9秒と変化がないものの、

ロケットスラスターが搭載されたSpace X Packageに関しては、

時速60マイルまで加速するのにかかる時間が、驚愕の1.1秒と記載されていますので、

テスラ側が、その加速性能をさらに縮めてきたのです。

ちなみに、イーロンマスクは直近のツイートで、この新型ロードスターには、ロケットスラスターをリア側のライセンスプレートの下に隠しておいて、

そのスラスターを使用する際は、そのライセンスプレートが格納されて、スラスターが出てくるような挙動をイメージしていると説明していますので、

果たしてそもそもこの挙動が法律関係に抵触しないのかは全くの謎ではありますが、

イメージするだけで、いかにクレイジーなことをやって退けようとしているのかだけは、

お分りいただけるのではないでしょうか?

ルディクラスモードの2倍以上の加速力(混乱)

ちなみに、時速96.5kmまで加速するのに1.1秒というのは、一体どの程度の加速力なのかというと、

その体感Gに変換すると、おおよそ2.48Gにも達し、つまり、自然落下の2倍以上ものGが体にかかることと同義であり、

例えばテスラのフラグシップセダンであるモデルSの、現在までに発売されていたパフォーマンスグレードの、ローンチコントロール+Ludicrous+モードを併用した、ベストコンディションにおける加速性能が、

おおよそ1.13Gでしたので、

つまり、あの加速力の2倍以上ものGが体にかかる計算となりますので、

個人的にはアクセルを全開にする前に、特に同乗者なんかは失神してしまう可能性すらあると、まじで考えられと思います。

ただし、イーロンマスク曰く、この1.1秒というタイムは達成可能でありつつも、

ジェットコースターにおいて、健康上で問題を抱えている方にはオススメしないという制限と同じように、そのような方にはお勧めすることはできないとは説明していますので、

特に同乗者にそのような方を乗せる際は、下手に加速性能を見せびらかすことはやめるよう、お勧めしたいと思います。

つまり、まじでジェットコースター級ということ

ロードスターは空を飛びます!

そして、今回のSpace X packageを追加しているロードスターに関しては、わずかに空中を浮遊することができるともアナウンスされていて、

これが一体何を意味するものなのかは、私にはさっぱり理解することはできませんが、

以前のインタビューにおいて、

この機能は例えば歩行者などとの衝突が発生しそうになった時に、車両側が自動でスラスターを噴射し、衝突回避行動をとる場合などの際に、わずかに浮遊する機能が活きてくる、

というようなニュアンスで説明されていましたので、

車が空を飛ぶというようなイメージよりかは、そのような安全性を高めるために使われる隠し機能のようなものである可能性があるとは考えられます。

また、この加速性能をイメージしやすいように例を挙げると、

日本人であれば一度は体験したことがあるかもしれない、山梨県に位置する富士急ハイランドのジェットコースターであるド・ドドンパに関しては、

時速180kmに到達するまでに、1.56秒というタイムを達成し、よって、その体感Gが、最大で3.75Gとアナウンスされていますので、

流石にド・ドドンパよりかは劣るような加速性能とはなりますが、

基本的にはあのド・ドドンパの加速性能と似たような体験を、市販車でも体感することができるというイメージで、認識してもらっていいかとは思います。

何れにしても、こちらは公式のタイムではないものの、今回の新型ロードスターに関しては、

もはやどんな内燃機関車のハイパーカーであったとしても、達成することが不可能なパフォーマンス性能に達していますので、

この2022年中に発売されるとアナウンスしている芯がロードスターのさらなる詳細についても、わかり次第情報をアップデートしていきたいと思います。

From: イーロンマスク

Author: EVネイティブ