【電動化率は歴史上最高】EV最先進国ノルウェー市場に韓国製ハイスペックEVが襲来

EV普及動向

電気自動車最先進国であるノルウェー市場の最新の電気自動車の販売台数が速報され、史上最高水準の電動化率を達成しながら、

その人気車種において、ついに韓国製ハイスペックEVの販売台数が急上昇し始めました。

北欧ノルウェーの10台に8.5台が電気自動車

まず今回のノルウェー市場に関してですが、ヨーロッパ市場の中でも北欧に位置し、特に冬場というのは厳寒な気候が続きますので、

特に電気自動車の普及に適していないのではないかと思われている方が多いかもしれませんが

実はこのノルウェー市場こそが、現在世界の電気自動車マーケットを牽引している電気自動車最先進国となっていて、

すでにその電気自動車のシェア率が、圧倒的なマジョリティとなってしまっているくらいですので、

各国がそのノルウェー市場の政策を手本として、その電気自動車推進の政策を練っている最中となっています。

そして、この直近である7月度の電気自動車の販売台数が速報され、

日産リーフやテスラなどの完全な電気自動車と、三菱アウトランダーやRAV 4 PHVなどのプラグインハイブリッド車を合わせた、

電気自動車の販売台数の合計が8897台と、前年同月と比較しても33%アップという成長を達成することになり、

さらにその内訳として、完全電気自動車の販売台数も6731台と、前年同月と比較してもなんと1.5倍もの販売台数を達成することになりました。

ただし、今回のノルウェー市場における新たな特徴として、

その電気自動車の一角をなすプラグインハイブリッド車の販売台数については2166台と、前年同月と比較しても、むしろ5%も低下してしまっているという、

つまり、いよいよノルウェー市場に関しては、ガソリンエンジンも搭載しバッテリーに貯められた電気と両方を併用して走行することができるプラグインハイブリッド車ですら、

その販売台数が縮小傾向に入ってきているのではないかと推測することができるのです。

また、その新車販売全体に占める電気自動車の販売台数の割合を示す電動化率も見ていきたいと思いますが、

その7月の電動化率はなんと84.7%と、その前の月に達成した85%と同じような電動化率を達成しましたので、

すでにノルウェー市場で売れている新車全体のうち、10台に8.5台が電気自動車となってしまっている、

特に完全な電気自動車については、10台に6.5台にも昇っているとイメージしていただければ、

もはやノルウェー市場において電気自動車以外を購入するということが、圧倒的なマイノルティであることがおわかりいただけると思います。

モデル3の販売台数は4台と圧倒的低水準だが、、

それでは、そのノルウェー市場における電気自動車の人気車種ランキングについてを簡単に見ていきたいと思いますが、

まずテスラに関してですが、モデル3の販売台数がなんと4台と、全く売れていないという結果となっていますが、

こちらは例によって、テスラの納車戦略として、各四半期の最終月に向けてその納車を集中させる戦略を採用していますので、

四半期の最初の月である7月度は、その納車台数が極めて少なくなっている、

故に、テスラの販売台数を正確に判断するためには、月ごとの販売台数ではなく四半期ごとの販売台数を比較するべきである、ということですね。

Tesla Model 3

また、今回のランキングトップ3に君臨しているのが、1位から、フォードのマスタングマックE、スコーダのENYAQ、そしてフォルクスワーゲンのID.4となっていて、

特にENYAQとID.4、そして直近で納車がスタートしているアウディのQ4 e-tronを含めた、

フォルクスワーゲングループのMEBプラットフォームを採用したミッドサイズ電気自動車SUVが絶好調ですので、

特に今後もその販売台数ランキングで上位を席巻することになるでしょう。

2021年末までには電動化率90%越えは確実

そして、それらのトップ3と同じくミッドサイズSUVセグメントに該当しながら、

今回のノルウェー市場をはじめとして、ヨーロッパ市場で発売される最も質の高い電気自動車の1つであるのが、

ちょうど7月度から本格的に納車がスタートしている、韓国ヒョンデのIONIQ5であり、すでに第4位につけている状況でもありますが、

本チャンネルにおいては繰り返し説明している通り、その電気自動車としての質が極めて高いですので、

おそらくその韓国国内における生産体制が完全に整ってくれば、この販売台数はおそらくノルウェー市場でトップとなると推測していますので、

こちらのIONIQ5の販売台数の続報についても、情報をアップデートしていきたいと思いますし、

さらにその上、いよいよ今月である8月度からは、テスラのミッドサイズSUVであるモデルYの納車もスタートし始めますので、

Tesla Model Y

これらの電気自動車の本命の販売台数が急増するであろう、特に今年度末の11月や12月の電動化率は90%を超えてくることは、まず間違い無いでしょう。

From: OFV.no

Author: EVネイティブ