【驚きのデータ】スーパーチャージャー圧倒的信頼度&世界中で開放へ テスラインパクトレポート2022公開

スーパーチャージャー

テスラが直近で公開した最新のインパクトレポートにおいて、テスラスーパーチャージャーの故障率が極めて低いことが判明しながら、世界各地でスーパーチャージャーの開放を始めているという最新動向についてを中心に、

そのテスラが公開した驚きのインパクトレポートの内容を解説します。

テスラの最大の強み「スーパーチャージャー」

インパクトレポートでは、テスラの電気自動車の性能向上や環境負荷の低減、さらにはビジネス展開における環境・社会指標などが詳細にまとめられています。特に注目すべきは、テスラが独自に整備を進めるスーパーチャージャーネットワークに関する部分です。

テスラの電気自動車は、航続距離の長さだけでなく、充電性能の高さが真骨頂です。最大250kW級の充電出力に対応し、その高性能な急速充電ステーションを全世界に展開しています。これにより、200マイル(約320km)分の航続距離をわずか15分間で回復できると主張されています。

モデルYパフォーマンスにおいては、30分間の充電で約330km分の航続距離が回復できます。このように、高速道路を500km近く走行した後に30分間の充電を挟むことで、さらに300km以上の距離を走行できることがテスラ車のEV性能の高さを示しています。

この高性能な充電インフラを可能にしているのが、テスラが独自に整備を進めるスーパーチャージャーの存在です。これにより、テスラの電気自動車は長距離移動でも快適に利用できることが実現されており、今後もそのネットワークはさらに拡大していくことが期待されます。

スーパーチャージャーは、確かに故障や保守メンテナンスが必要になる場合がありますが、インパクトレポートによれば、スーパーチャージャーが使用不可になる割合はわずか0.05%だそうです。これは、各スーパーチャージャーに少なくとも4基以上の充電器が設置されているため、一部の充電器が故障や点検作業で使用不可になっても、他の充電器を利用できる確率が高いことを意味しています。

実際に、JDパワーが行ったアメリカ国内の急速充電サービスプロバイダーに関する満足度調査では、テスラスーパーチャージャーが競合他社を大きく引き離し、満足度がダントツのトップに立っています。これは、スーパーチャージャーがいつでも使用可能であることからくる安心感が大きく影響していると考えられます。

このように、スーパーチャージャーの故障率が低く、ユーザーの信頼性が高いことから、テスラの電気自動車を安心して運用することが可能です。テスラが独自に整備を進めるスーパーチャージャーネットワークは、今後もさらに拡大されることが期待されます。これにより、電気自動車の利便性は向上し、さらに多くの人々がテスラ車を選ぶ理由となるでしょう。

From: JDパワー

テスラは、高い満足度を誇るスーパーチャージャーネットワークを、徐々にテスラ車以外にも開放し始めています。欧州や北米市場では、すでにその開放が始まっており、オーストラリアや中国市場でも同様の動きが見られています。特に中国市場では、EVの普及台数が世界的にも突出しているため、スーパーチャージャーの開放によって、さらなる収益源やビジネス拡大が期待されています。

しかし、日本市場においては、テスラ車の販売台数が少なく、独自の充電規格であるCHAdeMOを採用しているため、スーパーチャージャーの開放が遅れる可能性があります。このため、日本市場で他社のEVがスーパーチャージャーを使用できる日は、まだ先になると考えられます。

また、2022年シーズンにおいて、全世界のスーパーチャージャーが再エネ由来の電気のみで運用されたとの報告があります。これにより、スーパーチャージャーを利用したEVは、再エネ由来の電気だけで走行することが可能になります。これは、化石燃料由来の電気を使用している電気自動車の環境負荷に対する懸念を払拭するものであり、テスラの環境保護に対する取り組みを強調するものとなります。これらの動きを通じて、テスラは引き続き電気自動車市場のリーダーとして、その地位を確固たるものにしていくでしょう。

テスラはライフサイクル全体でのCO2排出量を発表し、アメリカや欧州、中国市場において内燃機関車と比較して大幅な削減効果があることを示しています。再エネシフトが進むほど、テスラ車やその他のEVのCO2削減効果が増していくことが期待されます。

火力発電割合が高い中国でもテスラの方がライフサイクルベースでエコ

また、テスラは「プリウスを超える効率性」と「ポルシェ並みの動力性能」を主張しており、モデルY AWDグレードはSUVとして世界最高の電費性能を達成しながら、高速な動力性能も実現しています。

さらに、テスラは大型配送トレーラー「セミ」の納車を2022年末に開始しています。アメリカ国内では、大型配送トレーラーが全車両のCO2排出量の18%を占めているにもかかわらず、保有台数はわずか1%です。テスラのセミは、高効率なバッテリーEVとして、アメリカ全体のCO2排出量を大きく削減することが期待されています。

さらに、電気での運用がディーゼルに比べて2.5倍も安価であるため、運用開始から3年間でディーゼル車と比較して最大2700万円も節約が可能とされています。このような経済性の面でも、テスラのセミは優れていると言えます。これらの点から、テスラは引き続き環境保護や経済性に優れた電気自動車の開発・普及に努めていくことでしょう。

要約すると、テスラは以下の点で革新的なメリットを提供しています。

  1. 価格: 大幅な値下げにより、モデル3は同セグメントの内燃機関車よりも安く購入可能になり、ランニングコストも低いためトータルコストでさらに差がつきます。また、2024年中には次世代型プラットフォームを採用した小型EVが登場し、生産コストを半減させることで、所有コストがさらに低下することが予想されます。
  2. 安全性: テスラの自動運転支援機能「オートパイロット」や「FSD Beta」は、事故発生率を大幅に低下させることが示されています。また、衝突安全性においても最高評価を獲得しており、車両から収集したデータを解析して安全性を改良し、無線アップデートで全車両に配布することで、継続的に車両の安全性が高まります。

これらの点から、テスラは価格面や安全性面で電気自動車市場をリードし、環境保護や経済性に優れた電気自動車の普及に貢献しています。電気自動車が高いという時代は、テスラによって完全に過去のものとなりつつあります。

要約すると、テスラは以下の点で業界に強力なインパクトを与えています。

  1. 発火事故の低発生率: テスラは全米平均よりも10倍以上も発火事故の遭遇率が低く、非常に安全であることが示されています。
  2. スーパーチャージャーの優位性: 高い稼働率により、競合の充電ネットワークよりも圧倒的な満足度を獲得しています。テスラモデルYの年間平均走行距離が全米平均を上回っていることから、EVが実用的に運用できていることがわかります。
  3. 効率性と環境への配慮: テスラ車はCO2排出量の低減や競合を上回るコスト面での優位性を持っており、所有コストではトヨタカローラに匹敵するレベルに達しています。
  4. 安全性: 衝突回避能力、衝突安全性能、発火事故などの安全性においても、世界最高クラスの性能を達成しています。

これらの観点から、テスラは自動車業界にとても大きなインパクトを残しており、競合の自動車メーカーはこの強力なテスラを超えていかなければなりません。テスラを発端とするEV戦争の行方がますます注目されています。

From: Tesla

Author: EVネイティブ