【日本メーカー、震えて眠れ】韓国製黒船EV《IONIQ5》が2022年に日本市場に上陸か

IONIQ5

韓国ヒョンデの新型電気自動車であるIONIQ5が、なんと日本の横浜で走行テストが行われている様子がリークし、

一度は撤退を余儀なくされた韓国勢が、ついに満を辞して日本市場に再上陸し、その電気自動車市場のシェアを一気に奪う可能性についてを徹底的に解説します。

韓国ヒョンデが日本再上陸!?

まずはじめに、ヒョンデに関してですが、韓国の自動車メーカーとなっていて、実は傘下である、同じく韓国のキアとのヒュンダイグループ全体で、年間700万台以上の自動車販売台数を達成し、

グローバルで第5位という、巨大な自動車グループを構成しているのですが、

このヒョンデについては、すでに日本市場に参入経験がありながらも、その販売台数が伸び悩み、

結局2009年に乗用車部門から完全に撤退していたという背景があったのです。

ヒュンダイグループは世界トップ5の自動車グループ

しかしながら今回新たに明らかになってきていることというのが、

その日本市場から撤退していたヒョンデが、日本市場に再上陸する可能性がより濃厚になってきたということで、

こちらに関しては、まず昨年である2020年の6月中に、ヒョンデの日本語バージョンの公式ツイッターが開設され、

現在までにそのヒョンデが発売している水素燃料電池車であり、

グローバルにおいては、なんと水素燃料電池車のパイオニアでもあるトヨタの発売しているミライよりも販売台数が圧倒的に多いというNEXOの情報を中心に、

様々な情報発信をスタートさせているのです。

From: Hyundai

さらに日本経済新聞が、2020年末の記事内において、

来年である2022年中にも、そのヒョンデが日本市場に再上陸するというニュースを報道し、

こちらに関しては日本経済新聞側の独自ソースであり、今だにヒョンデ側からの公式発表はないものの、

その日経によれば、まず2022年中にも水素燃料電池車であるNEXOを投入しながら、

さらには電気自動車として、現在ちょうど世界各国で納車がスタートしているIONIQ5という新型クロスオーバーEVについても、投入を計画しているとも報道されています。

また、そのヒョンデに関しては、その日本撤退前の名前であったヒュンダイという呼び方を変更し、公式にヒョンデという名称(日本市場における読み方変更という意味)となっていますので、

もしかしたら、その撤退というネガティブなイメージがついてしまっているヒュンダイという名前を変更することで、

ブランドイメージを一新することを考えているのではないかと推測することができ、

しかも、そのNEXOやIONIQ5という、撤退前の内燃機関車では浸透しなかった日本市場において、水素燃料電池車や電気自動車に特化して事業展開することによって、

先進的なイメージを前面に出し、ブランドイメージを刷新してきているのではないか、

つまり、やはり韓国のヒョンデが、我々である日本市場への再上陸をシリアスに検討しているのではないか、ということなのです。

NEXOはグローバルでベストセラーFCEV

すでに日本の公道をテスト走行中

そしてさらに、そのヒョンデが現在日本市場において、IONIQ5のテスト走行を重ねているという状況でもあり、

こちらはつい最近横浜において撮影された、IONIQ5の実際の公道上の様子なのですが、

From: 木原徳人

やはりこの動画や写真だけを見ても、明らかに現状日本で走行している自動車の中でも、かなり異質な存在感を放ち、しかしながら非常に未来的なルックスに、個人的には好印象なのですが、

それとともに特筆すべきポイントというのは、そのナンバープレートが、テスト走行用の一時的なナンバープレートなどではなく、

我々が装着している一般的なナンバープレートであり、

つまり、日本の公道上を一般的に走行可能な状態にまで、すでに様々な準備が整い始めていることが示唆されているとも推測することができますので、

もしかしたら、冒頭の日経が報道していた、来年である2022年の前半あたりにも、水素燃料電池車であるNEXOだけでなく、

新型電気自動車であるIONIQ5についても、ほぼ同時に、日本市場での正式な発売をアナウンスしてくるのではないかと、その発売時期がかなり近づいていてきているのかもしれません。

そして、本チャンネルにおいては特に、そのヒョンデの新型電気自動車であるIONIQ5が、本当に日本市場に導入されるのかに注目しているのですが、

仮に、本当に我々日本市場にIONIQ5を導入してきた場合、その電気自動車市場においては、相当なインパクトとなるのではないかと推測していて、

というのも今回のIONIQ5に関しては、ヒョンデグループが独自開発した電気自動車専用プラットフォームであるE-GMPをを採用した初めての電気自動車であり、

その専用プラットフォームを採用したことによって、満充電あたりの航続距離や充電性能などの電気自動車としての質が極めて高く、

しかもその上、ミッドサイズ級のセグメントに該当しながら、そのホイールベースがなんと3000ミリと、フルサイズセグメント級のホイールベースの長さを達成、

つまりその分だけ、車内スペースを確保することに成功し、

さらに、センターコンソールを大幅に縮小し、運転席と助手席を移動することができるような、足元の空間の最大化を図ったことによって、

そのリクライニング機能とともに、まさに車内の快適性を追求するという設計思想を体現しているのです。

日産アリアはIONIQ5のガチンコの競合車種

ここまで聞いて、勘がいい方はお気づきかとは思いますが、そのIONIQ5の設計思想の1つでもある、車内空間の快適性の追求というのは、

我々日本市場において、2022年の初頭に納車がスタートするとアナウンスされている、日産のフラグシップクロスオーバーEVであるアリアと全く同じ設計思想であり、

このような意味において、まさに今回のIONIQ5とアリアは、ガチンコの競合車種ということになるのですが、

まずはじめにその電気自動車としての質を詳細に比較検討していくと、

その満充電あたりの航続距離については、高速道路を時速100kmでクーラーをつけても達成可能であるというような、実用使いにおいて最も信用に値するEPAサイクルにおいて、

どちらも全く同様に483kmを達成していますので、その航続距離という指標では互角のように見えるのですが、

その搭載バッテリー容量を比較してみると、なんとアリアの方が10kWh分も多くバッテリーを搭載していますので、

つまり搭載バッテリ容量と航続距離との関係性を示す、電費性能を比較してみると、IONIQ5はアリアよりも電費性能が高いということなのです。

航続距離は大EPAでも大台の500km近くを達成

ちなみにその理由に関して推測可能なのが、まずは航続距離に直結する空気抵抗を示す空気抵抗係数の値が、

アリアが0.297であるのに対して、IONIQ5は0.288と、アリアよりもより低い空気き抵抗係数を達成していますし、

さらにその車重に関しても、最上級グレードでありどちらも前後に2つのモーターを搭載したAWDグレードの車重が、

アリアが2200kgであるのに対して、IONIQ5が2020kgと明らかに軽い、つまりそれだけ電費性能を向上させることができるのです。

車重の差は搭載バッテリーの差によるもの?

さらにその充電性能に関しても、

アリアの最大充電出力が130kWであるのに対して、IONIQ5はなんと衝撃の約225kWという圧倒的な充電出力を許容することが可能であり、

その80%充電するまでにかかる時間も、アリアがおおよそ35分から40分程度の時間を要するのに対して、

IONIQ5に関しては、驚愕の18分という半分の時間で充電を完了させることが可能であり、

つまり同じ航続距離を充電するのにかかる時間が、アリアのジャスト半分程度で完了させることができるとイメージしていただければ、

やはりトータルで見た電気自動車としての質は、完全にIONIQ5の方が高いと結論づけざるを得ないのです。

充電インフラをどう構築するのか?

ただし、日本市場という点で言えば、そのIONIQ5の充電性能をフルに生かす環境、つまり充電インフラ環境が追いついていないという点であり、

そもそもIONIQ5のシステム電圧である最大800Vという電圧は、日本市場では対応することができず

最大でも400Vという電圧に留まってしまう、

したがって、その最大充電出力に関しても、アリアと同等、もしくはそれよりもわずかに劣ってしまうような充電性能にとどまる可能性すらありますので、

こちらの日本市場における充電性能、そして、そのIONIQ5の充電性能を最大限発揮することのできる充電インフラ環境の整備を、どのように計画しているのかの続報が待たれるとは思います。

Hyundai’s E-GMP

また、先ほどの説明した、E-GMPという電気自動車専用プラットフォームを採用しているIONIQ5に関しては、

トランク部分の収納スペースが527L、そして、前方にもフロントトランクを設定し、さらに収納スペースを確保することに成功しているのですが、

対するアリアについては、まずそのフロントトランクを設定せず、しかもそのトランクの容量が、FWDグレードでも466L

しかもAWDグレードであれば408Lと、さらに収納スペースが小さくなりますし、

収納スペースも必要十分

さらにその上、ホイールベースの長さに関しても、アリアが2775ミリを達成しているのに対して、

IONIQ5は、確かに全長がアリアよりも40ミリほど長いもの、そのホイールベースは225ミリも長いという、

その比率を見ても、やはりIONIQ5の方がより長いホイールベースを確保することができている、

つまり、こちらの収納スペースやホイールベースの長さという車内スペースの最大化という観点においても、

IONIQ5は、アリアを凌駕していると結論づけることができるのではないでしょうか?

ちなみに、その車内スペースの最大化をはじめとして、今回のIONIQ5とアリアの両方の設計思想である、車内空間の快適性という点に付け加えると、

そのどちらも既存のセンターコンソールを撤廃し、その移動式のセンターコンソールを導入しながら、

運転席と助手席を移動することができるような、足元の空間を確保することができてはいるのですが、

IONIQ5については、そのセンターコンソールの下側にさらに荷物などを収納することのできる空間を採用することで、よりそのストレージ機能を最大化していますし、

コンソール下の収納スペースも十分

何よりも注目なのが、そのIONIQ5の前席については、足元がリクライニングされ、より体制をリクライニングさせることができていますので、

このような細かい点もしっかりと比較してみると、やはりその設計思想でもある車内空間の快適性という観点においても、

IONIQ5の方が、よりその快適性の最大化を達成できているという見方も可能かとは思います。

韓国EVは発火するから危険と思ってる奴、聞け

そしてここまで解説して、想定されるトンチンカンなコメントを今のうちに推測させていただくと、

韓国の自動車メーカーの電気自動車は発火するので危険であり、だからこそアリアに分があるという類の主張なのですが、

実はすでに火災案件が複数報告され、史上最大規模の、電気自動車におけるバッテリー発火のリコール問題が発生してしまったKonaに関しては、

直近でもノルウェー市場で発火

ヒョンデ側のバッテリーマネージメントシステムに問題はなく、

そのバッテリーセルを供給している、同じく韓国のバッテリーサプライヤーであるLGエナジーソリューション側の製造不良であると、韓国の公式機関が結論づけており、

したがって、ヒョンデ側の落ち度によって発火案件は発生していないという点、

さらに、今回のIONIQ5に搭載されているバッテリーセルに関しては、その問題のLGエナジーソリューション製ではなく、

同じく韓国のバッテリーサプライヤーであるSKイノベーション製となっていて、

そのSKイノベーションのバッテリーセルに関しては、今まで一度も発火事故を起こしていないという、非常に高い安全性を実現し、

よって、現在多くの自動車メーカーなどからその人気が高まっている状況でもありますので、このような事実をググりもしないで、

感情論ベースで、韓国製の電気自動車は発火するので危険であるから日本では売れないなどの、根拠のない、知能の低いコメントに関しては、一発レッドカードとなりますので、あらかじめご了承ください。

IONIQ5が日産アリアキラーとなるのか?

何れにしても、一時は日本市場から撤退していた韓国のヒョンデに関しては、

そのブランド名を一新しながら、特に電気自動車や水素燃料電池車という次世代車を中心に展開していく方針であり、

特にその新型電気自動車であるIONIQ5については、その極めて高い電気自動車としての質だけでなく、

その設計思想である車内空間の快適性の追求という、日本市場の大本命である日産アリアと全く同様の設計思想でありながら、

その追求という意味においては、もはやそのアリアをも凌駕していると言っても過言ではありませんし、

そしてこの直近において、すでに日本市場においても、実際のナンバープレートを装着して公道上の走行テストを爆速で進めてもいる最中ですので、

そのヒョンデ側からの公式な日本市場への進出発表、

そして、その現在世界最高レベルのスペックを持つIONIQ5の日本市場への導入に関する、具体的な発売時期などの詳細についても、わかり次第情報をアップデートしつつ、

私自身の電気自動車購入計画についても、現状トップに入りつつある、ということですね。

From: 木原徳人

Author: EVネイティブ