【2021年ベストEVはコレ!】モデルYが最新エントリーグレードを引っさげて400万円台から上陸へ

テスラ

右ハンドル市場である香港市場において、待望のモデルYの発売がスタートし、

しかもその上、エントリーグレードであり、より安価なスタンダードレンジグレードもラインナップされました。

日本でも大きな期待が寄せられているモデルY

まず今回のモデルYに関してですが、テスラが昨年である2020年の3月から納車をスタートしているミッドサイズSUVであり、

このミッドサイズSUVというセグメントというのは、現在世界的に人気のセグメントであり、

したがって、現在電気自動車戦争が勃発している中において、各社まずは、そのミッドサイズSUVセグメントととして電気自動車をラインナップしている状況となっていますので、

特に今回のテスラのミッドサイズSUVであるモデルYは、今までのテスラの車種の中でも、特に注目されているモデルとなっているのです。

テスラ待望のミッドサイズSUV

そして今年である2021年に入ってから、ようやく北米市場以外の市場でも発売がスタートし、それがお隣中国市場となっていて、

その値段設定が、日本円に換算して600万円程度という値段設定であり、確かにプレミアムセグメントに該当する値段設定とはなりますが、

As of: 2021/07/02

それでもその販売台数は、発売を開始してから立ったの5カ月間で、すでに1万台を突破しているという圧倒的な人気を博し、

なんとその中国国内においては、ミッドサイズセダンであるモデル3の販売台数をすでに超えているという、やはりミッドサイズSUVセグメントの人気の高さをうかがい知ることができると思います。

そして、その中国市場において現地生産されているモデルYに関しては、海外輸出が待望されている状況ともなっていて、

実は今年である2月以降に、我々日本市場に納車されているモデル3については、全て中国国内で生産されている中国製の車両となり、

アメリカからの輸入よりも、地理的な要因などにより、その輸送費などを抑えることができ、したがって現在モデル3については、439万円から購入することができ、

元々の511万円と比較しても、大きな値下げが行われることにもなりましたので、

つまり、ミッドサイズSUVであるモデルYに関しても全く同様に、中国市場から輸出されるのではないか、

そしてその値段設定に関しても、想定よりもかなり割安な値段設定をしてくるのではないかと噂され、

よって、多くの日本人の方が、こちらの中国製モデルYが、一体いつ我々日本市場で発売をスタートするのかに注目している、という背景となっているのです。

As of: 2021/07/02

右ハンドル市場でもモデルYの発売がスタート!

そして、そのような背景において今回新たに明らかになってきたことというのが、香港市場において、その中国製のモデルYの正式な発売がスタートしたということで、

そもそもなぜ、この香港市場における発売スタートが注目されているのかというと、香港市場に関しては、我々日本市場と同様に右ハンドル市場であり、

すでに発売されているモデル3については、中国市場で生産している車両を海外に輸出する際、右ハンドル市場に輸出を割り当てている状況であり、

仮にそのモデル3と同様の割り当てを行なってきた場合、モデルYに関しても、右ハンドル市場分の割り当てを中国市場が担うのではないか、

故に、右ハンドル市場である香港市場においてモデルYの発売がスタートしたということは、

必然的にそのほかの右ハンドル市場、つまり我々日本市場においても、待望の中国製モデルYの発売がスタートするのではないか、ということなのです。

As of: 2021/07/02

それでは実際に、右ハンドル市場である香港市場における、モデルYのラインナップについてを詳しく見ていきたいと思いますが、

まずその生産国であると考えられる中国市場におけるラインナップである、ロングレンジAWDグレードとパフォーマンスグレードの2種類は同様に設定されているのですが、

なんとそれに追加して、より安価なエントリーグレードであるスタンダードレンジグレードがラインナップされているということで、

実は本国である北米市場においては、今年である2021年の初めの1ヶ月強ほど、このスタンダードレンジグレードがラインナップされてはいたのですが、その後ラインナップから削除され、

その理由についてイーロンマスクは、テスラが求める最低限の航続距離である402kmに達していないからであるという理由を挙げていたのですが、

今回香港市場で追加設定されているスタンダードレンジの航続距離を見てみると、欧州で一般的に採用されている欧州WLTCモードにおいて、455kmを達成していますので、

そのテスラの需要を満たしてきた格好にも見えるのですが、こちらの欧州WLTCモードというのは、テスラが基準とし、

高速道路を時速100kmでクーラーをつけても達成可能であるというような、実用使いにおいて最も信用に値するEPAサイクルと比較しても、正確な数値でなく、

その最も信用に値するEPAサイクルに変換してみると、概算値とはなりますが、おおよそ406kmとなり、

何れにしても、テスラの基準であるEPAサイクルにおける最低402kmという数値をなんとか達成することができそうな公算でありますので、

今回本国からスタンダードレンジをラインナップすることが許可されたのではないかと、個人的には推測しています。

LFPバッテリーではなく三元系(四元系)バッテリーセルを流用?

ちなみにですが、その香港市場におけるモデル3のスペックを見てみると、全く同じくエントリーグレードであるスタンダードレンジ+グレードの航続距離は、欧州WLTCモードにおいて448kmと、

なんと、空力性能という指標で有利なセダンタイプのモデル3よりも、モデルYのエントリーグレードの方が航続距離が長いという結果も明らかとなっていて、

モデル3の方が航続距離が短いという結果に

考えられるのは、搭載バッテリー容量をモデル3よりも増やしているか、それとも搭載バッテリーの種類を変更し、よりエネルギー密度の高いバッテリーセルの種類をチョイスしているかの2択なのですが、

現状右ハンドル市場である香港市場に関しては、中国製となる公算が極めて高いですので、

もしかしたら、私自身も所有しているモデル3スタンダードレンジ+で採用されているLFPバッテリーを搭載せずに、

韓国LGエナジーソリューション製の、よりエネルギー密度の高い三元系のバッテリーセルを採用してきたのではないかと、個人的には推測しています。

動画後半で説明していた、四元系のバッテリーセルを採用しているのかも

また、少しテクニカルな説明とはなりますが、その香港市場におけるモデル3スタンダードレンジ+の重量が1625kgとなっていて、

対する、我々日本市場におけるモデル3スタンダードレンジ+、つまりLFPバッテリーを採用したグレードは1750kgとなり、

さらに、アメリカ市場で生産されているモデル3スタンダードレンジ+は1625kgとなりますので、

つまり何が言いたいのかというと、モデル3スタンダードレンジ+に搭載されているバッテリーセルの種類が、香港市場においては、理由は定かではありませんが、LFPバッテリーではなく

おそらくロングレンジとパフォーマンスに採用されている三元系のバッテリーセルを流用しているのではないかと、この重量という観点からも推測することができる、ということなのです。

そして、アメリカ市場や中国市場において同じグレードにおけるモデルYとモデル3の重量差は、概ね150kg程度となっていますので、

これと、先ほどのモデル3スタンダードレンジ+のマーケット別の重量差を総合的に勘案すると、

今回の右ハンドル市場である香港市場に導入されるモデルYスタンダードレンジグレードというのは、

現在主流となりつつある見方である、モデル3と同様にLFPバッテリーを搭載しているのではないかという見方ではなく、

ロングレンジなどで採用されている三元系のバッテリーセルを採用することによって、空力性能という観点で不利なモデルYにおいても、より安価なスタンダードレンジグレードを設定するために、

よりエネルギー密度の高い三元系バッテリーを流用してきているのではないか、と個人的には推測していますので、こちらの予測が当たっているのかにも、特に注目していきたいとは思います。

3列目シートオプションは設置不可

そして、そのスタンダードレンジグレードにおいて、オプション設定として、20インチのインダクションホイールを設定することができるという点であり、

こちらは標準の19インチよりもルックスが向上しますので、日本円に換算して22万円程度という値段を追加で支払ったとしても、ぜひ追加したいオプションであると思いますが、

19インチの標準ホイールは好みではないっす

残念ながら中国市場で生産されるモデルYに関しては、3列目シートを搭載した7人乗りのオプションは設定することができませんので、

特にファミリーユースとして、3列目シートオプションを期待していた方に関しては、少し残念なニュースであるとは感じます。

今後追加設定される可能性は十分あり

予測通り400万円台で購入できる可能性が濃厚に

そして今回のモデルYにおいて、おそらく最も気になっているであろうその値段設定に関してですが、

最も安価なエントリーグレードであるスタンダードレンジグレードが、日本円に換算してなんと473万円という、圧倒的な低価格を達成しているという点であり、

As of: 2021/07/02

すでに日本市場でも発売されているモデル3の値段設定の差を見てみると、香港市場においてはおよそ428万円という値段設定であり、

我々日本市場においては、現在439万円から購入することが可能、

つまり、モデルYにも同じくその値段設定の差を適用した場合、やはり我々日本市場におけるモデルYのエントリーグレードであるスタンダードレンジは、

その香港市場の473万円という値段設定からおおよそ10万円ほどプラスした、480万円台から購入することができる、

故に、当初からの私の予測通り、やはりモデルYを400万円台から購入することができる公算が濃厚となってきた、

しかもその満充電あたりの航続距離も、EPAサイクルにおいて400kmオーバーという実用的なスペックを達成してきてもいる、ということなのです。

パフォーマンスグレードも600万円台前半は堅そう

日本市場の納車時期はズバリ2021年中!?

そしてさらに気になる、我々日本市場におけるモデルYの納車時期に関してですが、もちろん大前提として、今だにテスラジャパン側からの公式のアナウンスはない状況ではありますが、

香港市場のコンフィギュレーター上では、そのエントリーグレードであるスタンダードレンジは9月中の納車というタイムラインとなっていて、

そのほかのロングレンジやパフォーマンスについては、納車予定時期が記載されていませんので、

こちらはもしかしたら、先にスタンダードレンジの納車をスタートさせるのではないかと推測することも可能ですが、今後の続報にも注視する必要はありそうです。

したがって、我々日本市場においても、この第三四半期の再秋月である9月、もしくは少し遅れて第四四半期からの納車スタート、

つまり慣例的には、11月中程度からの納車スタートというタイムラインになってくるのではないかと考えられますので、

もし仮にモデルYをすぐにでも納車させたいと考えている方がいらっしゃる場合は、おそらく間も無くローンチするモデルYの注文サイトにおいて、爆速で注文を完了させてしまうことを強くお勧めしたいとは思います。

モデルYで機械式駐車場は厳しいです

ただし、一点モデルYの購入を検討している方に注意していただきたい最大のデメリットというのが、

今回のモデルYの全幅が1920ミリと、正直申し上げて、日本市場において一般的な駐車場、特に機械駐車場には非常に厳しいサイズ感となりますので、

ポチった後に、やっぱり駐車スペースに収めることができなかった、であったり、街中を走行するには少しサイズ感がでかすぎる、といったようなミスマッチを起こさないようにも、

この日本市場においては、特にその全幅1920ミリという数値をしっかりと検討してからポチることも、同時にお勧めしたいとは思います。

From: Tesla

Author: EVネイティブ