【中華EVスタートアップの爆速成長に刮目せよ】NIOとXpengの販売台数が新たなステージに突入

NIO

中国の電気自動車スタートアップであるNIOとXpengの、直近である6月度の販売台数が公開され、どちらも歴史上最高の販売台数を更新するという快挙を達成しました。

NIOはオールタイムベストの8000台越え

まずはじめにNIOに関してですが、2014年に設立された中国の電気自動車スタートアップであり、

フラグシップSUVであるES8を2018年から発売し始めたのを皮切りに、すでに3車種もの電気自動車をラインナップするところまで成長し、

特にこの直近においては、その販売台数が毎月上昇し続けているという、まさにベンチャーの成長フェーズを見ている感覚なのですが、

NIO ES8

その直近である6月度の販売台数が公開され、その販売台数の合計が8083台と、ついに月間8000台という販売台数の大台を突破したのと同時に、

NIOの歴史上オールタイムベストの販売台数を更新するという快挙も達成してきたのです。

ちなみに、その販売車種の内訳に関してですが、特にその販売台数が伸びているのが、ミッドサイズSUVであるES6となっていて、

3755台と、非常に競争力のある販売台数を維持し、

特にその後に発売された最新モデルであり、クーペバージョンのEC6よりも販売台数が多くなっているという点は、やや興味深いポイントであるとは思いますが、

やはりNIOに関しては、一般的な急速充電インフラ網を独自に設置を進めながら、バッテリー交換ステーションを独自に設置を進め、

たったの3分間程度の交換時間でもって、満タンに充電されたバッテリーと交換して、再スタートすることができたり、

しかもその上、NIO HOUSEと名付けられた、オーナー専用のコミュニティのみが利用可能なラウンジのような施設があったりと、

そのNIOの電気自動車を所有することによって得られる様々な付加価値によって、

特にその車両価格が高額なNIOの販売台数が、中国市場においても一定の成功を収めている要因であると考えられると思います。

ET7

ちなみにNIOに関しては、来年である2022年の初頭に、フラグシップセダンであるET7の納車をスタートさせながら、

現状の生産キャパシティである年産12万台という数値から、年産24万台にまで引き上げてもきていますので、

今回の8000台という数値が、年末に向けてさらに上昇していくことは間違い無いでしょう。

XpengはNIOよりも販売台数が伸びるかも

次にXpengに関してですが、こちらも2014年に設立された中国の電気自動車スタートアップであり、すでに、2車種もの電気自動車をラインナップしていますが、

その直近である6月度の販売台数が6565台と、こちらもNIOと全く同様にXpengのオールタームレコードを更新してきたということで、

特に注目に値するのが、やはりちょうど一年ほど前から納車がスタートしているフラグシップセダンのP7となっていて、

その販売台数が、なんと4730台と、いきなりその販売台数が4000台の壁を突破し、大台の5000台に迫るような台数を記録してきたのです。

こちらに関しては、特に直近で新たに追加設定された、より安価なスタンダードレンジグレードによって、その販売台数が急増したのでは無いかと推測していて、

こちらには、私自身も所有しているテスラモデル3スタンダードレンジ+にも搭載されている、中国のCATL製のLFPバッテリーが搭載されていて、

このより安価なLFPバッテリーを採用することによって、より多くのユーザーに訴求することができている結果の現れである、ということなのです。

P7

そして、このXpengに関しては、今年の10月以降に納車する予定の、P5という新型電気自動車であるミッドサイズセダンを追加でラインナップする計画であったり、

ちょうど直近で、ミッドサイズSUVセグメントのG3のモデルチェンジを行い、G3iとして、ちょうど発売がスタートしてもいますので、

この絶好調なP7の販売台数とともに、今後より急速にXpengの販売台数が上昇し、

これらの個人的な推測としては、おそらくNIOの販売台数を抜いてくるとさえ考えていますので、

特に直近ではG3iの販売台数、そして今年の末にかけての新型であるP5の販売台数、

さらにその上、そのP5に初採用され、現在Xpengが最も注力している自動運転技術の最新バージョンである、

Xpilot3.5を使用した、市街地における自動運転技術の出来栄えについても大いに期待していきたいと思います。

From: NIOXpeng

Author: EVネイティブ

コメント

タイトルとURLをコピーしました