【日本は韓国に学べ!】EV推進の最もコスパが高い方策!? 韓国でマンションのEV充電器設置を義務化 

充電インフラ

韓国国内において、新築マンションの駐車場に電気自動車用の充電器の設置を義務付けるという法令を発表し、

この政策こそ、我々日本が韓国に学ぶべき、電気自動車推進の起爆剤ともなる可能性について解説します。

日本とあらゆる面で似通っている韓国

まず今回の韓国市場に関してですが、実は様々な面において、我々日本市場に似通ったマーケットであり、

特に自国の自動車メーカーが存在しているということ、

さらには、首都であるソウルなどが顕著でありますが、

一部の大都市圏に人口が集中していることによって、マンションなどの集合住宅率が極めて高いということなど、

特に前者では、既存の自動車メーカーにとって電気自動車への転換は難しかったり

後者であれば、やはり集合住宅に充電器を設置することは様々なハードルがあったりなどで、

日本市場においては、電動化が停滞してしまっている大きな要因ともなっています。

Seoul, Korea

しかしながら韓国市場においては、

世界の流れに必死に追いつくために、まずは自動車メーカーがしっかりと長期的な視野を持って、電気自動車への転換を図る決意を表明し、

すでに世界最高性能の質を備えた、ヒョンデのIONIQ5を皮切りとして、

一気に世界の電気自動車市場のトップランナーとして、存在感を発揮しているのです。

韓国ではマンションにEV充電器設置を義務化へ

そして、今回その電動化を政府側も後押しをするために、新たな法改正を行なってきたということで、

それが、集合住宅における電気自動車用の充電器設置を義務化するという法整備であり、

具体的には、来年である2022年から、新築マンションの駐車場では、その収容台数の5%

さらには、すでに建設されているマンションにおいても、その収容台数の2%分に、それぞれ充電器設置を義務付けたということで、

実は今回の韓国市場に関しては、もともと新築マンションの収容台数の0.5%に、すでに充電器設置を義務付けてはいたのですが、

特に直近の爆発的な電動化の流れに遅れまいと、その充電器の設置割合を10倍に高めながら、

さらに既存のマンションに対しても、設置義務を課すという、その制約をさらに厳しくしてきたわけです。

イギリスは一軒家に充電器設置を義務化

実は、このような電気自動車用の充電器の設置を義務付けた国は、何も今回の韓国だけでなく、

例えばイギリス市場については、一軒家を新設する際は、電気自動車用の充電器を義務化するなど、

何れにしても住宅に充電器を設置するという方策が、様々な国で導入され始めている、ということなのです。

本メディアにおいては繰り返し主張していることではありますが、

電気自動車における唯一無二、かつ最強の強みというのは、自宅で充電することができる

つまり、自宅がガソリンスタンドになってしまうことを意味し、

わざわざエネルギー補給のためにガソリンスタンドに赴いて、5分間も給油するなんて無駄な動作から完全に解放されることを意味するのですが、

むしろ逆に、この自宅充電環境を整えることができなければ、残念ながら電気自動車の強みを生かすことができないのです。

EVの最強の強みは、自宅で充電できるところ

したがって、まずは我々日本市場の過半数に該当する、一軒家住まいの方に対しては、

自宅充電による電気自動車の優位性を説明しながら、

それと同時に、一軒家を新築する際には、電気自動車用の充電器設置を義務付けるという法整備を行いながら、

それと同時に、我々日本市場と同様に、集合住宅住まいの割合が多い韓国を見習って、

集合住宅に関しても、その充電器設置を義務化してしまうことによって、気兼ねなく電気自動車に乗り換えることを促しながら、

それとともに、充電スペースができることによって、より多くの方の目にとまり、

電気自動車の購入に対して興味を持つことにもつながりますので、

何れにしても、繰り返し訴えている、一軒家や集合住宅に関わらず、この充電器の設置を義務付けるという政策は、

お金をかけずに実行でき、かつ即効性も高い電気自動車推進の方策の1つである、

故に、我々日本においても早急に議論すべき政策なのではないか、ということですね。

From: MNA NEWS, via Yahoo News

Author: EVネイティブ

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