限定グレード「ARIYA Limited」をラインナップ?
まず今回の日産アリアに関してですが、2010年に世界で初めての本格量産電気自動車であるリーフを発売した、いわば電気自動車のパイオニアと呼ぶべき日産が、ついに満を辞して発売する新型電気自動車となっていて、このアリアのワールドプレミアが開催された昨年である2020年の7月15日からというもの、本チャンネルにおいてはそのアリアの電気自動車としての質をはじめとして、充電インフラの実際の普及状況、競合車種となるであろう海外メーカーの発売する電気自動車とのスペック比較、その発売開始時期の遅延に関する考察など、様々な側面からアリアを論じてきました。
こちらは手前味噌とはなりますが、おそらく本チャンネルにおいてはアリアに関して、日本で最も様々な観点から深く考察してきたと自信を持って言えますので、今回のアリアに興味がある方はまずは本チャンネルにおいて、そのアリアの最新動向を今後もチェックしていくのがいいかとは思います。
そして、このことでよく言われる批判として、私がアリア、そして日産に肩入れしすぎやしないかという類の主張なのですが、まずそもそも論として、以前のアリアや日産に関する動画を順に見ていただければ、別に全てを絶賛しているわけではありませんし、特に直近の、2030年台初頭までに主要マーケットにおいて発売する全ての乗用車を、電気自動車とハイブリッド車という電動車のみにするという、日産の電動化に対するビジョンについては、グローバルスタンダードと比較すれば非常にぬるい表現に留まってしまっていますし、こちらに関しては一部の日産ファン、特にリーフオーナーの方々からかなりの叱責を受けたという経緯もあります。
それに対して、たとえば今回のアリアと競合車種であるモデルYのスペックを比較した際や、テスラの航続距離が最も信用するべきEPAサイクルに達していないという件を取り上げた際に、一部のテスラファンの方からテスラをディスるのはよくないというご批判もいただいたのですが、こちらに関しても全く同様に以前の動画を見ていただければ、たとえば私は当初から一貫してモデルYについても購入車種の1車種であり、そもそも私はテスラをはじめとする電気自動車関連の株式も保有していない、
つまり外形的に見てもそのようなポジショントークをする必要もありませんので、まさにスペックの数値や第3者機関による検証結果のみで持って、アリアをはじめとする様々な競合車種とを比較していますので、特に今回で言えば、テスラや日産の株式を保有しているような、外形的に見てテスラや日産に肩入れしてしまっている方の批判というのは、やはり残念ながら、最も信用に値しない批判、ということですね。
ちなみに、このようなトンチンカンな批判を回避するためにも、私は3月末にテスラのミッドサイズセダンであるモデル3、特に、厳寒時においてその満充電あたりの航続距離や充電性能がカタログスペックと比較して問題を抱えていた、LEPバッテリーという種類のバッテリーを搭載したスタンダードレンジ+を購入し、
しかもその上、今まで所有していた日産リーフをあえて売却せずに2台持ちとなることによって、まさに外形的に見ても、「リーフを持っているから日産に肩入れしている」、であったり、「テスラに買い換えたからテスラを擁護する発言が増えた」、などという、事前にイメージできてしまうよりトンチンカンな批判を回避してもいますので、今後も本チャンネルにおいて重要視している公平性を担保するために、今回の外形的な公正性という視点をはじめ、様々な側面から見ても公平であるための努力をしていきたいと思います。
本題からはかなりそれましたが、何れにしても今回のアリアという電気自動車をなぜ本チャンネルが高頻度で取り上げているのか、それは別に私自身がアリアや日産を好きであるという感情論ではなく、電気自動車発展途上国である日本市場において、やはり今回の日産アリアが成功するかどうかが、電気自動車発展途上国としてさらに衰退への道を加速させるのか、それともその汚名を返上し、様々な電気自動車を取り巻く環境が好転していくのかの、分水嶺的な車種であると考えているからであり、
その世界で通用する電気自動車としての質、特に内燃機関車と比較しても、様々な運用スタイルにおいてでも遜色がなくなるスペックを兼ね備えた初めての国産電気自動車であり、やはり日本市場における電気自動車の発展を目指す本チャンネルの立場としては、絶対に注目しなければならない車種であるからなのです。
そしてそのような状況において、今回の日産アリアについて新たに明らかになってきたことというのが、そのアリアの発売時期が間も無く公開される可能性が浮上してきたということで、こちらに関しては、自動車のリーク情報に関するインフルエンサーであるクリエイティブトレンドさんの独自ソースによれば、
まずは、日産アリア・リミテッドと呼ばれる初回生産モデルのラインナップを行い、そのリミテッドエディションの装備については、通常はオプション装備となってしまう、同一車線走行時におけるハンズフリードライビングを達成することができるプロパイロット2.0であったり、車の外から車両を操作し、たとえば狭い駐車枠から車を出したりすることができるプロパイロットリモートパーキング、さらには音響システムとして、リーフなどについてもオプション設定となっている、BOSEパーソナルサウンドシステム、電動サンシェード付のサンルーフ、そして、その限定モデルを示すリミテッドバッジ、というようなオプション装備が全て込み込みとなってくるようなのです。
予約開始スタートは5月末?
そして、こちらのアリア・リミテッドの先行予約開始時期についてもリークしていて、5月の末である31日から先行予約がスタートするのではないかということで、こちらに関してはおそらく先行予約というフェーズですので、概ね数万円の予約金を支払うことで予約が完了し、おそらくその後にカラーリングやその他の仕様を確定させる本予約のフェーズが存在し、そこで実際の入金作業が発生するという流れとなりそうですし、おそらく海外メーカーの例を見ると、今回の先行予約の手付金は返金可能な可能性も高いですので、まず今回のアリアに興味がある方は、絶対にこの先行予約だけは押さえておかなければならないとは思います。
というのも、こちらに関しては以前の動画でも再三警告していることではありますが、今回のアリアの初年度の生産台数はグローバルで4万台とアナウンスされていて、特に初年度に関しては栃木の工場のみにおいて、北米市場やヨーロッパ市場分の車両を一括して生産するともアナウンスされていますので、
つまりこの4万台をグローバルで割り振る、したがって、日本市場分への割り当てというのは、その市場別のシェア率を鑑みるとおそらく多くても1万台程度、故に、初年度の日本市場における月間販売台数というのは1000台にも満たない公算となる可能性が高く、この数値というのは現在発売されているリーフの販売台数と同じ、もしくはそれよりも少ない数値となってきそうなのです。
また、今回リミテッドエディションを設定してきたということは、その初年度分の多くはこのリミテッドエディションとして割り当てられるということになり、したがって今回仮に先行予約が開始した場合、この先行予約を逃すと、通常モデルにおけるアリアの納車というのはかなり先となってしまう、もしかしたら納車待ち1年なんていうことも、かなり現実的な数値ともなりそうでもあるのです。
このリーク情報に、個人的に発見したアリアの発表が直近で行われる可能性についてを補足すると、実は日産側はアリアの最新情報を毎月メール配信していて、これまでに合計して9回ほどもアリアの開発関係者に対するインタビュー記事を配信しているのですが、そのメールに関しては毎月発信していることもあり、そのメールの最後には、毎月必ず次のメール配信時期についてを明記してきていたのですが、直近で配信された5月号のメールには今まで記載されていた、次号のメール配信時期の記載がなくなっていたのです。
つまり何が言いたいのかといえば、これまで9回にわたって毎月発信してきていたアリアに関するメールが、この直近の5月号において最後となる可能性が浮上している、したがって、今月中である5月中にも日産アリアに関するオプション設定などを含めた本格的な予約開始などが発表されるのではないか、ということなのです。
さらにその先行予約スタートに関するアナウンスをいつ行うのかに関しては、個人的には最直近である5月11日に開催される、日産の2020年度の決算発表時に行ってくるのではないかと踏んでいて、実は昨年である2020年の5月に開催された2019年度の決算発表時において、そのアリアのワールドプレミアを7月中に開催することを発表してきましたので、
その決算発表時に、今後の日産を象徴するモデルであるアリアの続報を発表するというのはメイクセンスすると感じます。
何れにしても11日の決算発表、そして5月中のアリア関連の動向に関してはすぐに情報をアップデートしていきます。
コメント
頑張って、日本のEVの情報発信して下さい!いつもこのチャンネルを見ています。
いつも楽しく拝見させていただいてます!切れ味の鋭い語り口が癖になってます!日産もテスラも好きです。それにしても今年はまさにEVブレイクの年ですね。日本で買えないとかは抜きにして世界中で今まで見たこともないような斬新な新車が次々に登場して個人的にはたまらない年になってます。これからも応援しています!
everyoneということで、どんな人も受け入れてもらえることを願います。